乳酸菌の大切さを知るにつけ、体内の乳酸菌量を増やしたいって思いますよね。それでつい乳酸菌サプリに頼ってしまいたくなるんです。
「1000億」とか「腸まで届く」といったコマーシャルが響くんですよ。わたしもずいぶんいろいろ試しました。でも、コレ!というものはありませんでした。
で、この頃思うんです。足す前に減らさないといけないんじゃないかって。
腸を休ませよう。
きっと腸は過労で疲れてるんです。仕事が処理しきれないで滞ってるんですよ。そんなとき「お疲れ」とか言って栄養ドリンクをガンガン差し入れされるより「休みくれ」って話です。
具合が悪くなると、なんか「栄養のつくものをしっかり食べないと」って思うのは、満足に食べられなかった時代の名残なんですよね。ほかの動物は食べませんよ。じっと回復を待ってます。それが基本じゃないでしょうか。
いきなり断食しなくても
だからって、毎日3食に間食まで食べてた人がいきなり断食はきついです。
でも徐々に食べる量を減らしていかないと健康を損ねるばかりです。実際にアレルギーとか頭痛とか具合が悪いところが出てきてるのでしたら、薬で症状を抑えながらでも今すぐ食べる量を減らしていったほうがいい。
- 間食をやめる。
- 朝食をジュースなど軽いものにする。
- 16時間~18時間は食べない。
以上3ステップで食習慣を変えていきましょう。
朝食に青汁
冬以外の朝食は青汁の豆乳割りが基本です。青汁は、ノーブランドで原料がシンプルなものを選べば意外とリーズナブル。高価なブランドものとほとんど変わりません。
大好きな嗜好品とのつき合い方
お酒やスイーツが大好きな人は、完全にやめなくてもいいと思うんです。でも、楽しみ方は変えないと、将来本当にまったく食べられないことになってしまうかもしれません。
- いつでも飲み食いできる環境をなくす。
- ハレの日だけ飲み食いする。
嗜好品がやめられなくなっている人は、いつでも気軽に飲み食いできる環境があるからです。その環境を変えます。お菓子の買い置きをしないとか、ほかの場所やほかのことをする時間を増やすなど、です。
こういうことは、あんまり無理をすると長続きしないどころかリバウンドしてしまうので、ちょっとがんばるぐらいを続けるようにします。たとえば、ちょっとがんばったら少し飲み食いしてもいいことにするごほうびルールを自分で作るんです。好きなだけ飲み食いしていいというのはダメですよ。
ハレの日というのは、ふだんの日とは違う特別の日のこと。お誕生日とかお祭りやお祝いの日、年末年始にお盆などですね。こういうときは、飲み食いしてもいいんじゃないでしょうか。
健康や食事の基本姿勢
わたしはこの寝かせ玄米生活の健康や食事に対する考え方が好きです。ガチガチの健康オタクでもないけれど、ゆるゆるってほどでもない。今はやりのシンプルライフに通じるかもしれません。
体調が変わると気分も変わる
体調が少しでもよくなると、ぜったいやめられないと思っていた間食がウソのようにしなくなったりするものです。あれだけ嫌だった運動も少しだけやっとこうみたいな意欲が出てきます。
今は無理だと思っていることがそんなに無理でもなくなってくるんです。
わたしもそういうことの繰り返しです。
なんか調子が悪くなったと思ったら、乳酸菌サプリとかいろんなものに頼る前に、まず食べる量を減らす。これが基本です。それからからだにいいものを少しとる、というのが順番だと思います。