マグネシウム不足はこんな人

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現代人はマグネシウムというミネラルが不足しているそうです。

マグネシウムは大事なはたらきをたくさんしているのですが、どちらかというと、間接的で地味なはたらきなので、カルシウムのように注目されていません。

じつはわたしも『片頭痛の治し方』を読むまでは、まったくマグネシウムの存在を知りませんでした。でも、マグネシウム不足の症状に思い当たる人は、マグネシウム摂取を意識してみてはいかがでしょう。

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神経過敏

マグネシウムは神経活動を安定させるはたらきをしており、抗ストレスミネラルとも言われています。

マグネシウムが不足すると、神経細胞にある長い手のような突起が刺激に対して敏感になり、過剰に反応するようになるんです。その結果、震えや筋肉の痙攣が起きやすくなります。

脳細胞も興奮しやすくなるので、イライラしたり、攻撃的になったり、めまいや運動失調、うつ、時間や方向感覚の喪失といった症状があらわれる場合があります。

片頭痛は、脳血管が痙攣し、痛みに敏感になっているために起こると考えられています。

筋肉が緊張して緩まない

カルシウムは筋肉を収縮させる作用があり、マグネシウムは細胞内のカルシウムを排出させて筋肉を緩める作用を持っています。細胞内のマグネシウムが不足してくると、カルシウムイオンを細胞外に排出して調整するはたらきがうまくできなくなり、筋肉はずっと緊張したままの状態が続いてしまうことになるんです。

その結果、こむら返り、瞼の痙攣、肩こりなどが引き起こされます。筋肉の伸縮ができない状態がひどくなると、心臓の停止といった深刻な状態になることもあり得るんです。

マグネシウム不足になる原因

  • 利尿剤などの薬
  • インスリンを過剰分泌させる高血糖な食事
  • ストレス
  • 激しい運動
  • 過労
  • 過食
  • 胃腸障害

現代は、マグネシウムが不足になる環境が揃っているんですね。

マグネシウムのとり方

マグネシウムは一度にたくさんとっても、血中のマグネシウムは残念ながら増えてくれないんです。もちろん細胞内のマグネシウム不足が解消することもありません。いっぺんにとり過ぎると下痢になる人もいます。

たえずマグネシウムがじゅうぶんとれる食事をし、徐々に不足を改善していくしかないんですね。カルシウムだけが大量に含まれている乳製品などのとり過ぎもマグネシウム不足の大きな原因になります。乳製品が好きな人は気をつけましょう。

マグネシウム不足による症状が自覚される場合は、マグネシウム水溶液で、できれば追加的に1日200~400mgのマグネシウムをとるといいみたいですよ。片頭痛や肩こりに効きます。試してみてね。

マグネシウム水溶液の作り方

用意するもの

  1. 塩化マグネシウム(食品添加物として薬局などで販売されてます。):100g
  2. 水:240cc

1と2をペットボトルなどの容器に入れて混ぜ合わせればできあがり。水によく溶けるのですぐできます。

1ccで50mgのマグネシウムがとれる水溶液です。このままだとマズイです。

これを味噌汁や飲み物に加えてとります。わたしは、一口ぐらいの少量の水に1cc入れて一息で飲んでます。これだとお腹が膨れないで1日に400mgのマグネシウムがとれます。

片頭痛の予兆のときにぐいっとマグネシウムをとると、おさまることがあります。足りてないんだなあと実感します。