ロコモというのは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の略称です。筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器の機能が低下し、「立つ」「歩く」といった日常生活に支障が出てくる状態を言います。
ロコモが問題になっていたのはこれまでは高齢者だったんですが、最近は子どもにも増えていることがわかってきたんです。
水道やドアノブの進化が原因!?
最近の水道の蛇口やドアノブはひねったり回したりしなくてもよくなりました。よけいな力を入れなくてもラクに水が出たり、ドアを開けたりできるようになったんですね。こうしたモノの進化が人のカラダを弱らせているとか。
筋肉は使わないと弱ります。日常生活で雑巾を絞ったり、蛇口をひねったり、ドアノブを回したりすることがなくなり、さらに外遊びがしづらい環境にある今の子どもたちは、からだを使う機会が高齢者と同じぐらい減ってきているんですね。
毎日「蛇口をひねる」というような、ほんのちょっとした動きの積み重ねでもからだは違ってくるみたいですよ。
朝の体操や外遊び時間でロコモ改善
ちょっとしたことで骨折などのケガをする子どもたちが多いことに配慮して、朝の時間に簡単な体操運動や外遊び時間を取り入れた小学校では、すぐに驚きの成果が見られたそうです。
成長ざかりの子どもたちのようにはいかないかもしれませんが、おとなもやっぱり意識してからだを動かしたほうがよさそうです。幸い筋肉は年齢に関係なく鍛えられますからね。
若いときから何も運動をしてこなかったわたしは、この年になって何か運動をしないといけないと思うだけでおっくうです。
そこで、なるべくいつもの生活の中で意識してからだを動かすように心がけることにしました。
- 歩くときは速くしっかり手を振って地面を蹴る。
- 毎日の掃除は運動だと思ってする。
といったところから始めてます。
1回30秒ノーモーション筋トレ
アイソメトリック理論に基づく時短筋トレも始めました。