肝臓はお酒をよく飲む人だけが注意すればいいわけではないんです。
肝臓は体内のあらゆる毒素を解毒するという、なんとも過酷なはたらきをしている臓器です。
解毒するものがあふれている昨今、肝臓が疲れていないはずがありません。
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肝臓が処理しきれない毒素があふれ出し、行き場のない毒素が体内のあちこちに散らばっているかも。
当然ですが、肝臓の処理能力には限界があります。能力以上の毒素が毎日毎日送り込まれたとしたら……。
ちょっと考えたくない状況ですが、現代人のからだではごく一般的な現象なんだとか。
毎日フル稼働で働きづめの肝臓が疲れていない人はいないと思ったほうがよさそうです。
肝臓が疲れて毒素の処理能力が落ちていくと、体はますます毒だらけになって、自分の体内の毒で病気になってしまうことも。
薬も毒と同じ。からだの不調を消したあと、肝臓で無毒化されて排出されます。病気になったら薬を飲めばいいなんて考えるのは大間違いなんですね。
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肝臓の処理能力にはかなりの個人差がある
ところで、肝臓の強さについては個人差が非常に大きいんです。
毒素がたくさん処理できる人とそうでない人がいるんですね。だからほかの人と比べて「これぐらいだったらだいじょうぶ」ということはできません。知らないうちに肝臓が疲れ果てていて、体中に毒が回る可能性は誰にでもあるってことです。
ちなみに、お酒が強いことと、肝臓が強いこととは違います。お酒が強い人は、アルコールを分解する酵素が強いだけで、肝臓が強いかどうかはまた別の話なんですね。
また、肝臓の解毒能力を示す検査項目はないんですね。だから、健康診断で肝機能に問題がないからといって、肝臓が疲れていないとは限らないんです。つまり、通常では肝臓が疲れていることを知るすべはないんです。
でも、世の中有害物質だらけであることを考えると、肝臓は疲れているのがふつうと思ったほうがよさそうです。
だから、できる範囲で肝臓の負担を減らす生活を心がけることが健康を維持するためには大切なことなんですね。