たまに「ホットフラッシュ」のような不快な症状になることがあります。
わたしの場合は「のぼせ」というより「発汗」です。顔が急に熱くなって、背中やお尻にじっとり汗をかきます。暑くて出る汗とはなんか違うんです。
更年期は自律神経がおかしくなると言いますが、まさに調整機能が狂ってる感じです。
目次
女性ホルモン(エストロゲン)投与や大豆イソフラボン摂取は最後の手段
更年期障害は卵巣から分泌される女性ホルモンであるエストロゲンが激減することが原因です。
そこで、エストロゲンの減少を緩やかにすべく、エストロゲンを投与する治療があるんですね。
もう一つ、注目されているのが大豆イソフラボンです。大豆イソフラボンはエストロゲンとよく似た働きをすることがわかっています。それで最近では大豆イソフラボンがとれるサプリメントが大人気なんですね。
でも、エストロゲン投与や大豆イソフラボン摂取は誰もがはじめにすることではないと思うんです。
更年期になって、卵巣の女性ホルモン分泌が失われていくことは、からだにとっては織り込み済みのイベントです。
昔は今ほど長生きじゃなくて、卵巣のエストロゲン終了とともに寿命が来る感じだったのかもしれませんが、からだというのはうまくできているものです。かならずどこかしらフォローするようにできているはずなんです。実際エストロゲンは副腎をはじめ、からだのいろんなところで作られています。卵巣を持たない男性にもエストロゲンは分泌されてますからね。
ただ、卵巣とは比べものにならないくらい少量で、分泌量にはかなりの個人差があるようです。更年期障害や老化の程度に差があるのと同じですね。
寝込むほどの不調を感じていなければ、自身のからだが持っているフォローシステムをもっと信じてもいいのではないでしょうか。
卵巣のエストロゲン減少を緩和するように全身のホルモンバランスがとれれば、更年期障害は軽減すると思うんです。まったくの素人考えですが。
更年期の鍵を握る副腎!
ホルモンといえば副腎です。副腎は「副腎疲労」で今注目の臓器です。
ホルモンというのは生命維持に必要な化学物質で非常に多種多様あります。
中でも副腎は、女性ホルモンだけでなく男性ホルモンも分泌し、更年期障害の鍵を握ると言われているんです。
ところが、ストレスに対処するホルモン分泌を最優先するために酷使されており、いつも疲れている現状が指摘されているんですね。
それがホルモンバランスを崩し、自律神経失調症という更年期障害を引き起こしているというわけです。
副腎疲労の本
自分で治す系の本が好き。
鵜呑みにせず、できることから試して続けられそうなことを見つけます。
できることから生活習慣を見直すほうがずっとマシ
副腎疲労は何気ない生活習慣が招いていることもわかってきています。
具合が悪くなったら病院に行って薬で治せばいいと思ってませんか。
生活習慣の見直しなんて、忙しいし、わずらわしくてやっていられない。
わたしも更年期になるまでそんなふうに思ってました。健康なんて、正直気にもしてませんでした。
頭痛やアレルギーは薬で抑えられればそれでいいと思ってました。
それが腸内フローラを台無しにし、さらにめんどうな病気を招くことになるなんて知らなかったからです。
今は病気のまま長生きするぐらいなら、生活習慣を見直すほうがずっとマシだと思ってます。
かつて年長者が健康に気を配るのを見て「あつかましい」などと感じていたことを恥ずかしく申し訳なく思います。
死ぬまで元気で自立することの難しさがわかってなかったんですね。
まずはじめにすべきことは、生活習慣を見直して体質改善に取り組むことではないかと。
もちろん、できることからです。