日本は健康保険が充実しているせいか、ちょっとしたことで病院に行くのがあたりまえになってます。大きな病院はいつも患者がいっぱいでどうにもならなくなってきているようです。そこで、なんか最近は「かかりつけ医」制度なるものを普及しようとしているらしい。
とにかく日本人は病院が好きだ。ついでに薬も大好きです。
具合が悪くなったらすぐ「病院に行こう」といったCMが頻繁に流れてます。病院に行けば何とかしてもらえると思っていて、自分で健康管理するのは得意でない印象があります。
青森県の平均寿命が短い理由
青森県は長寿国日本の中で、もっとも?寿命が短いところなんだそうです。その理由として、食生活などいろいろあるみたいなんですが、中でもわたしが一番気になったのが「病院嫌い」というものです。
健康診断の受診率も非常に低く、病気の発見が遅れるケースが多いんだとか。そのほか病院が少なくて遠い、といった事情もありそうです。
めったなことでは病院に行かない。そうした文化、わたしは嫌いじゃない。だれもかれもが病院で健康管理しようと思うのが間違ってる気がします。病院は、病気になってやむを得ない人が行くものだと思うからです。
ただ「健診や病院に行かないから長生きできない」みたいに評価されている青森県の状況はひじょうに残念です。
病院に行かないこと=自身の健康に無関心、になってしまうのはもったいないこと。
アメリカのように、お医者さんに治療してもらうのにたいへんなお金がかかるところでは、日ごろから病院に行かなくてすむように、自分の健康に非常に気をつけていると聞いたことがあります。サプリメントが充実しているのもこうした背景からなんだそうです。
また、通院にはお金だけでなく、時間も消費しますよね。だから、めったなことでは病院に行かない、という青森県の方の考えは、ごくまっとうだと思うんですよ。
病院に行きたくないなら、行かないでもすむように、自分で健康管理できるようになればいいんです。病院に行かないと長生きできないなんて、なんかおかしいでしょ。長生きしている方の中には、医者と関わりなく元気で過ごしてきた方も多いはずです。
生活習慣病は生活習慣を見直せば改善する
病気の大半は生活習慣病だと言われてます。生活習慣病と言うぐらいですから、生活習慣をどうにかすれば改善する可能性があるんですね。まあ、それがむずかしいことなんですが。
するかしないかは本人次第なわけです。
もちろん医者や病院も病気の予防や改善に努めるのもお仕事なんですが、患者に生活習慣を強制するには限界があります。かんたんにラクになる薬に頼りたくなる医師や患者の気持ちもよくわかります。わたし自身、片頭痛薬がなかなかやめられませんから。
だけど、薬というのは症状を抑えるもので、病気を治すものではないってことを忘れてはいけないと思います。
けっきょく自分で何とかしたいと気をつけるところからしか健康は得られない、というのが最近のわたしの心境です。
病院や薬とは、ほどほどにうまくおつきあいをして、自分にできる範囲の健康管理を続けていきたいと思ってます。どっぷり依存は注意です。