ビタミンB2療法というのは、もとは「ミトコンドリア病」患者のために行われた療法です。
ミトコンドリア病患者のほとんどは片頭痛持ちなんです。
ミトコンドリア病患者にビタミンB2を1日に400mg投与するビタミンB2療法を行うと、症状が改善することがわかっています。
これを片頭痛患者に応用してみたところ、約6割の患者に改善が見られたという報告があるそうです。(『片頭痛の治し方』より)
目次
片頭痛持ちはミトコンドリア活性が低い傾向あり
ミトコンドリアとは、生物の細胞の中にある器官で、酸素を取り込み、エネルギーを生み出すエンジンみたいな重要な役割を担っています。
人のからだにある60兆個の細胞の中に数十から数万個のミトコンドリアが存在すると言われています。
例えば、エネルギーをたくさん使う筋肉や心臓にはたくさんのミトコンドリアが存在しているんですね。
片頭痛は、このミトコンドリアが弱ることでも引き起こされる病気の一つでもあるんです。
ミトコンドリアが弱っていると、ビタミンB2の消費が激増し、体内のビタミンB2が不足するんです。そこでビタミンB2療法が考案されたのでした。
ビタミンB2療法は、片頭痛体質を改善する方法の一つかもしれません。
片頭痛のためのビタミンB2療法の仕方
1か月間、ビタミンB2を1日に100mg~200mg摂取します。
1か月後、50mg~100mg、3か月後は50mg以下に減らしていきます。
そのほかミトコンドリアを助ける栄養素
ミトコンドリアの酸化ストレスを軽減する栄養素で、不足しがちなものに、
- ビタミンC
- ビタミンE
- ビタミンB群
- 葉酸
があります。
わたしはビタミンCとビタミンB群はサプリメントで補給するようにしていますが、しばらくビタミンB2も加えようと思っています。
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ミトコンドリアを弱らせる3大原因
- 抗生物質
- アスピリン
- 細胞内のカルシウムイオン濃度の異常
ミトコンドリアは、ほぼすべての生物に存在するもので、もとは細菌に近い生物だったと考えられています。
というわけで、細菌をやっつける抗生物質で傷つけられる可能性が高いみたい。
また、頭痛薬に含まれているアスピリンは、肝臓でサルチル酸という強い酸に分解されるのですが、このサルチル酸がミトコンドリアの代謝を邪魔し、最終的には死滅させるというんです。
痛みは我慢できないけれど、安易に頭痛薬を飲んで満足していてはいけなかったんですね。
さらにミトコンドリアを弱らせるものとしてカルシウム拮抗薬という高血圧の治療薬があります。これが細胞内のカルシウムイオン濃度を異常に操作する作用があるんですね。
ミトコンドリアは細胞内のカルシウムイオン濃度を適正に調整する作用を持っているんですが、イオン濃度が異常に操作されることが続くと、ミトコンドリアの調整機能は破壊され、やがてミトコンドリアは死滅することになるそうです。
ミトコンドリアというのは繊細な器官なんですね。よかれと思って飲む薬でことごとくやられてしまうようです。
都合のいい薬で症状を抑えて安心していてはいけなかったんですね。そのせいで不健康になっているとしたらほんとがっかりです。
片頭痛の根底にあるものは、結局ビタミン不足というようなごくシンプルな原因のような気がしてきました。
ビタミン剤なんて、正直馬鹿にしていたのだけれど、最近は馬鹿にできないと思うようになりました。
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