片頭痛に劇的に効くトリプタン系の頭痛薬ができたとき、わたしは「助かった」と思いました。
当時は、とにかく痛みがなくなれば何でもいいぐらいの気持ちだったからです。
でも、薬がないと生活できない状態は、ほんとは健全ではない。
頭痛外来に期待しないほうがいい
世の中には薬でコントロールするしかない病気もあるということは承知しています。
でも、片頭痛は違うはず。
頭痛薬を頻繁に飲み過ぎて起こる薬物乱用頭痛というので苦しんでいる人も多いぐらい、頭痛は薬に依存している人が多いんです。
「頭痛ぐらいで生活に支障をきたすわけにはいかない」といった頭痛を軽視する風潮がある一方で、頭痛には我慢しがたい苦痛があるからです。
だけど医者は、薬を減らしたりやめる方法は教えてくれません。
「一週間に一回以上は飲まないように。」と注意するだけ。あとは自分でコントロールして、何とか我慢しないといけないわけです。
どうしても我慢できないときは、予防薬なるものを毎日飲むように言われます。
その予防薬にはいくつか種類があるんですが、数ヶ月試してみないことには効果がわからないという代物なんです。
わたしもいくつか試してみましたが、結局どれもこれも効いているのかはっきりしない程度のものばかりでした。一つ試すのに何ヶ月も毎日薬を飲み、その結果、全然パッとしないものばかりでした。それで、わたしはばからしくなって予防薬を試すのをやめました。
費やした時間は数年に及びます。
このように、わたしが経験した頭痛外来の頭痛治療は、薬の処方が主なものなんですね。その根底には「片頭痛は体質的なもので、治らない。うまく付き合っていくしかない。」と言うのがあるんだと思います。
片頭痛は治る
「片頭痛は治るらしい」と知ったのは、改善した方の話を知るようになったからです。
その方法はさまざまです。
漢方薬や食事、生活習慣など、あらゆる試行錯誤の末に克服したという方がほとんどで、どれ一つとして同じ決定的な方法があるわけではないんですね。アトピーやぜんそくを克服した人に通じるところがあると思いました。
あきらめないで生活習慣から見直し続けた結果、片頭痛は治るものらしいです。生活習慣病と同じかもしれません。
医者が書いていない片頭痛の本
この本が一番よかったです。
薬より予防にお金をかけよう
病院は予防に励むより、薬を出すほうがラクに儲かる仕組みになっているようです。
患者側も、なかなか薬を出さないで口うるさい病院よりも、だまって薬だけ出してくれる病院のほうが人気だったりするのでどっちもどっちなんですよね。
これからは、時間もお金もどうせなら予防に使いたい。飲まなくていい薬に依存して、無駄に健康を害するなんてもったいない。
どうすれば片頭痛薬を飲まないで過ごせるようになるか?
誰か片頭痛を克服した人たちのデータを集めて分析し、片頭痛治療によさげなことをピックアップして教えてくれないだろうか。
わたしは片頭痛薬を減らしたいのになかなか減らせない。生活習慣の見直しには、できることとできないことがあり、優等生ではないからです。
だけど、こんなわたしにもできる方法がきっとあるはずだと思うんです。できることは何でもやってみたい。それぐらいの努力は続けていきたいと思ってます。
塩化マグネシウム
マグネシウム摂取で片頭痛が改善する人も。わたしもときどき予兆ぐらいならおさまることも……。ストレスに効くらしいですよ。