前回は、自分のストレスを書き出して、ストレスの原因を突き止める方法を紹介しました。
ストレスの原因がわかったら、次はどうするか?
ストレスと向き合って対処する方法を集めてみました。
「どうしようもない」で止まらない。できることがあります。
「どうしようもない」とあきらめて何もしないでいたら、状況は何も変わりません。
何かしら動けることがないか探ってみます。
自分でできることには、
- 状況を変える。
- 自分を変える。
- 離れる。
の3つがあります。
助けを求める勇気を持ってみる。
自分で行動する元気も気力もないときは、助けを借りる勇気を持つのもいい方法です。
愚痴ってみるだけでもいい。
自分は「こうしたい」と伝えられる相手を探してみよう。できないことを「できない」と言うことも立派な行動です。
視点を変えてみる。
苦しいときは、どうにも動けなくなっているものです。
たとえばお金に困っているとします。
よくある話ですが、同じ金額を持っていても、「まだこれだけある。」と思うか「もうこれだけしかない。」と思うかではずいぶん違いますよね。
苦しいときは「もうこれだけしかない。」と思い込んでいる状況です。
ここでできることを考えて見ましょう。できるかできないかは別にしてプランを考えてみます。
- 実家に帰る。
- 仕事を変える。
- お金を借りる。
- お金に困っていることを誰かに打ち明ける。
- アルバイトする。
- 節約する。
こんなふうに、視点を変えて解決策を探してみると、お金問題の状況を変えたり、自分の考えや行動を変えたり、あるいは問題から逃げるヒントが見つかります。
実際には行動できなくても、これだけで気分がラクになることも。
よく「根本的な問題解決になってない」みたいなことが言われますが、世の中根本的にすっきり解決できる問題なんてないに等しいんです。あるとすれば、それこそ大した問題じゃないんです。
ストレスになる問題を対処するコツは、根本的な解決を求めないことです。とりあえずその場のストレスをかわせれば、状況は変わっていくものではないでしょうか。無理して本気で病気になったら何にもなりませんからね。ちょっとでもラクできる方法を見つけるつもりでいるのがいいと思います。苦しくなければ先延ばしも有効です。
リラクゼーション手段を持つ
気持ちいいことや楽しくて時間を忘れること、気分転換になることを持っていると強い。
間違っても無理して不自然なおけいこごとはしないこと。誰でも流行のヨガをすればリラックスできるとは限りません。
「スイーツ食べてほっこり」というのもただの依存症なので避けましょう。
ちなみに、わたしは「鍋磨き」とか「拭き掃除」です。無心になれます。きれいになると気持ちいい。
ストレスは、ときにどっぷり浸るのもいいですが、いつまでもジッとして、あきらめてしまったら病気になります。
かならず自分でできることがあるということを忘れないでいたい。誰かに頼ることでもばかばかしいぐらいしょうもないことでもOKです。
何かしら行動すれば変わるということを覚えておくといいですよ。