わたしの片頭痛には、前ぶれらしい前ぶれはないと思ってました。
ところがこの頃、やたらとあくびが出て困る日があるんです。
あくびが出るのはかならずパソコン作業をしているときで、あくびと同時に涙が出てくるんです。そうすると視界が悪くなって作業が中断。作業が進まないんですよね。
もしかしたらこれが「生あくび」と言われるもので、片頭痛の前ぶれだったのかもしれない。つい最近、そのことに気がついたんです。
「生あくび」とは? ふつうのあくびとの違い
そういえば片頭痛の前兆にはかならず「生あくび」というのが必ず紹介されているんですよね。でも、あくびと頭痛を結びつけて考えたことなんてありませんでした。
若い頃から片頭痛には悩んでいましたが、今のように「生あくび」が出て困るようなことはなかったからです。
生あくびというのは原因不明に頻発するあくびのこと。ふつうのあくびは眠たいときとか退屈なときに出るものなんですね。生あくびは原因不明というより疲労や酸欠状態で発生する危険信号なんじゃないかっていう説もあります。
若い頃には「生あくび」なんてなかったように思うんです。更年期になってからのような気がします。
睡眠で疲れがとれないようになってきて、脳が酸欠になっているのかもしれません。コワイですね。
「生あくび」は貧血のサインかも
更年期になってはじめて自分が貧血気味であることを知りました。それも検査でいきなり。自覚症状はありませんでした。
女性にはありがちなことなので、それほど気にしてなかったんですが、今思えば、「生あくび」をするようになった頃と一致するような気がします。
貧血だと、からだのすみずみまで酸素が送られなくなりますよね。脳が酸欠になって疲れやすくなることもじゅうぶん考えられます。
それが片頭痛の引き金になったとしてもふしぎじゃありません。
更年期になって、片頭痛の前ぶれに「生あくび」があらわれるようになったんですね。
「生あくび」は脳梗塞のサイン
生あくびは、脳梗塞とか脳出血のサインとしてあらわれる場合もあるんですよね……。
長年の片頭痛もちは、脳内血管がもろくなっているので、脳梗塞のリスクが高いからコワイ。
片頭痛薬で痛みを止めるだけでなく、やっぱり少しずつでも体質改善に努め、睡眠でしっかり疲れがとれるカラダにしていかないとダメですね。
「生あくび」は要注意サインです!