歯周ポケットが3mm以上になったら歯周病と診断されました。わたしの場合、それから6mm以上の深さになるのにそれほど時間はかかりませんでした。
知らない間に、痛みも出血もなく静かに進行していたんですね。
一度深くなってしまった歯周ポケットはもう改善しないのでしょうか。
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歯周ポケットはお掃除すれば改善します。
歯周病は不治の病と言われていますが、深くなってしまった歯周ポケットは、中の汚れをきれいにしてケアすれば改善します。
溶けてしまった骨は残念ながら自然に元どおりにはなりませんが、歯と歯茎のすき間にできる歯周ポケットは浅くしていくことはできるんですね。
でも、深くなってしまった歯周ポケットには汚れがたまりやすく、自力の歯みがきだけでは汚れを取り除くのはむずかしいんです。そこで定期的に歯医者さんでクリーニングしてもらうようにしないといけないんですね。
それがなかなかできない。というかやらないんですね。でも自覚症状がないうちから自宅の歯みがきと歯医者さんのクリーニングをまじめにしていると、歯周ポケットは浅くなり、歯を失ってしまう事態は避けられるんです。
わたしも抜歯寸前の重症な歯周病の歯があるのですが、歯周ポケットをきれいにして何とか持ちこたえてくれているといった状況です。こうなってはじめて歯磨きの大切さを身にしみて感じています。骨がまだ溶け出す前なら歯周ポケットはもっとかんたんにきれいに回復してくれます。まだ軽いうちから油断しないで歯をきれいにしましょうね。
毎日の歯みがきも大事です。でも意外と簡単。続けることが大事です。
もちろん毎日自分でする歯みがきもとっても重要です。これがいい加減だと、いくら歯医者さんできれいにしてもらっても歯周ポケットは浅くなりません。
わたしは
- 歯間ブラシ
- ワンタフトブラシ
- フロス
- 電動歯ブラシ
を使って歯みがきをしています。
夜の1回だけ4つ使って丁寧に歯みがきします。力を入れないので、意外と簡単にすみます。
ゴシゴシ磨き過ぎは逆効果です。わたしは歯磨き粉は夜に電動歯ブラシで仕上げ磨きするときに少し使うだけです。研磨剤が歯に悪いので、使わなくてもいいという歯医者さんもいます。
夜の歯みがき以外は、気になる部分だけ歯間ブラシやワンタフトブラシで掃除しますが、うがいだけのときもあります。出先ではなかなかできませんよね。
歯みがきが変わりました!
おすすめはワンタフトブラシ!
わたしはこのワンタフトブラシを知ってからかんたんに歯をきれいにできるようになりました。それまでは、いくら気をつけていても、どうしても歯ブラシがうまく当らないところがあったように思います。でも、このワンタフトブラシなら、持ち方や向きを気にしなくてもかんたんに歯にブラシを当てることができるんです。
日本ではあまり一般的ではありませんが、スウェーデンではワンタフトブラシを中心にした歯みがきで抜群の予防効果を上げているそうです。「それはそうだろう」と納得の使いやすさです。おすすめです。
口呼吸と上下歯列接触癖をやめる。
せっかく熱心に歯みがきをして歯医者さんにも通っているのに、中には思うような成果が出にくい人たちがいます。それは口呼吸や上下歯列接触癖のある人たちです。
ふだんあまり意識していないかもしれませんが、心がければ比較的簡単にやめることができる悪癖なんです。このさい地道に自分の癖を意識する訓練をしてみませんか。歯だけでなく、カラダ全体の健康にもきっといいことがありますよ。
歯周病を本気でケアしたい方は、喫煙もまたせっかくの努力をむなしくしてしまう習慣です。
ぜひ禁煙にもチャレンジしましょう。