『お医者さんにも読ませたい「片頭痛の治し方」』の著者である後藤氏は、長年薬漬けだったわたしの片頭痛を改善に導いてくださった唯一の先生なんです。ブログでは、片頭痛だけでなく、体質改善につながるお話がいちいち腑に落ちることばかりで愛読しております。
最新記事では「鉄鍋で鉄分補給はできるのか?」について述べてましたので、ここでもご紹介したいと思います。
鉄鍋で沸かした湯に溶け出す鉄分は微量
わたしも妊娠したとき、母から南部鉄の鉄瓶をもらい受けました。
でも、鉄瓶で沸かしたお湯には鉄分はほんの少ししか溶出しないそうなんですね。
じゃあ、鉄鍋って意味がないのか?
安心してください。
とってもいい方法があるんです!
溶液を酸性にすると一気に鉄分増加!
鉄鍋の中身を酸性にすると、マイクログラムだった鉄分の溶出量が数ミリグラムにまで増加するんだそうです。
必要な鉄分は1日1~1.5ミリグラムですから、これで一気にとれてしまうことになります。
で、鉄鍋の中身を酸性にするとはどういうことかというと、お酢とかケチャップなど酸味を利かせた調理をすればいいということなんです。
魚焼きグリルで使える鉄鍋
これほしい!
鉄分の多い食材がよいとは限らない!
よく間違って伝えられていることなんですが、食材に含まれている鉄分が多いからといって、その鉄分が体内にたくさん吸収されるかというと、そんなことはないんですね。
つまり、鉄を多く含んでいる食材を食べればいいというものではないんです。
レバーなどの動物性食品に含まれている鉄分は吸収率が低いってご存知ですか?
また、鉄分量はカラダ自身がさまざまな複雑な事情でバランスコントロールしているんです。ですからたくさん食べたからといって、そのまま吸収されることはありません。
場合によっては、鉄吸収を抑制されてしまっていることもあるんです。
鉄分が不足しているときは、植物性食品に含まれている非ヘム鉄をコツコツとるのがいいみたいですよ。
ということは、鉄鍋で野菜をお酢やケチャップで調味して食べるのが一番効果的なんですね。鉄剤なんかよりずっといいみたいですよ。