もっとも信頼している片頭痛本『片頭痛の治し方』をかんたんにまとめてみました。
目次
片頭痛の原因
- 脳内セロトニン不足
- 血小板凝集
- 自律神経の乱れ
脳内セロトニンとは
脳内セロトニンは、脳の中心にある縫線核(ほうせんかく)にあるセロトニン神経のこと。
目覚めとともに交感神経に作用し、からだをスタンバイ状態にしてくれるものです。ほかにも精神を穏やかに保つ働きもあります。
快感や陶酔感に関わるドーパミン神経やストレスに関わるノルアドレナリン神経を抑制し、興奮や不安状態を解消してくれます。
脳内セロトニン不足と血小板凝集を引き起こすものとは
- トリプトファン不足
- マグネシウム不足
- 女性ホルモン
- 活性酸素
1.トリプトファン不足になる主な原因
- 小麦や肉中心の食生活
- ビタミンB3・B6不足
- ダイエット
- 運動不足
2.マグネシウム不足になる主な原因
- 乳・乳製品のとり過ぎ
- 利尿剤
- 下痢
3.女性ホルモン
月経・排卵・更年期などで不安定になる
4.活性酸素
- ミトコンドリア活性が悪い
- 遊離脂肪酸・過酸化脂質
- 酸化ストレス・炎症体質
*ミトコンドリアとは、細胞内の器官でエネルギーを生み出すもの。ほとんどの生物にみられる生物の根源みたいなもの。アスピリンや抗生物質のとり過ぎ、ビタミンB2・コエンザイムQ10の不足などが原因でパワー不足に。
**遊離脂肪酸・過酸化脂質は、加工食品や清涼飲料水のとり過ぎや糖質制限食などが原因。
*酸化ストレス・炎症体質は、現代の食習慣が大きく影響している。
- 植物油のとり過ぎ
- トランス脂肪酸
- 有害物質を含む食品
- 高脂質高タンパク食品(アラキドン酸)
- オメガ3系脂肪酸不足
- インスリン過剰分泌(過食)
- 腸内細菌の乱れなど
自律神経が乱れる原因
- 不安定な睡眠
- 生活リズムの乱れ
- 朝の過食など
片頭痛3つの対策
- 精製・加工処理された植物油はとらない
- 朝食は「万能健康ジュース」だけにする
- 食事ごとに「ラブレクラウト」をとる
『片頭痛の治し方』の著者は、これで数十年に及ぶ多くの薬漬けだった生活習慣病を完治させました。
片頭痛の原因は複雑で、体質改善しか道がないことがわかります。それが3つのことでかなうならやってみようという気になりませんか?
徹底するのは難しい部分もありますが、あきらめないでできるところから取り組んでいく価値はあると思っています。