お腹のマッサージがいいことは経験済みでした。便秘気味のとき、大腸の曲がり角あたりをぎゅうっと押さえるようにマッサージすると即効なんですね。そんなふうに緊急時思い出したときぐらいにしかお腹に手を当てることはなかったんですが。
毎日やさしく腸をもみほぐしてあげるといいみたいなんですね。「腸もみ」って言うらしいです。確かにすぐできるし気持ちいい。これならすぐ習慣にできそうです。
腸もみの方法
腸もみには小腸もみと大腸もみの2種類あります。
小腸もみの方法
- おへその上に手のひらを重ねて置きます。
- 手の形はそのままで、ゆっくり時計回りにぐるぐると円を描くように移動させます。
力加減や回数は好きなように調整します。気持ちいいと感じる程度でゆっくり行なうのがポイントです。腸も喜んでるみたい。音を出して返事してくれることがよくあります。
大腸もみの方法
利き手を下にして、人差し指・中指・薬指を重ねます。
次の5箇所を押しもみします。
- 右骨盤の内側
- 右肋骨の下
- みぞおちの下
- 左肋骨の下
- 左骨盤の内側
下痢気味のときは1,2の場所、便秘気味のときは4,5の場所に痛みを感じる場合があるそうです。痛みや張りを感じるときは無理をせず、やさしくさするだけでもいいそうですよ。気持ちよければ強さを加減して刺激してみましょう。わたしはこれですぐにお通じが来てしまうぐらい効きます。
腸もみの姿勢
腸もみはどこでもできます。
- いすに座りながら
- 仰向けに寝ながら
- 湯船の中で
楽な格好ならどんな姿勢でもいいみたいです。リラックスして行ないましょう。
腸は過労で血行不良になりがち
腸は休みなく動いています。食べ過ぎやストレスなどの負担にも黙って耐え忍んでくれているんですね。疲れがたまって動きが鈍くなることだってあります。
腸が鈍くなって血行不良になると、全身が冷えます。腸も冷えて固くなるんです。
だからやさしく腸もみをして日頃の感謝を伝えてあげるといいんです。
腸が元気になると、痩せたい人は痩せ、太りたい人は太り、ちょうどいいからだにしてくれます。いつもずっと動いて働いてくれているのがあたりまえで、その存在すら忘れ去られている腸ですが、じつはものすごく大切であることが知られるようになったのはごく最近のこと。
今からでも遅くありません。毎日腸もみを習慣にして腸をねぎらいましょう。つらい更年期障害が軽くなるかもしれませんよ。