オットが健診で高血圧を指摘された。
父親が50代でくも膜下出血で亡くなっていることや喫煙していることからハイリスクなのは間違いなさそう。
病院に行くと、どうせ禁煙して薬を飲めと言われるだけだから気が進まないらしい。
巷では、すぐ降圧剤を使いたがりますけど、本当に薬が必要な人はごく限られていると思うんですよね。
そこんところをちゃんと診断してくださるお医者さんはめったにいないから困るんです。
目次
生活習慣を見直すのが難しいから、手っ取り早く薬で下げることになる。
高血圧は食事や運動でコントロールできます。
それはいろんなところで証明されてますよね。
わたしも数年前、太って血圧も高かったんですが、気をつけるようにしたら正常に戻りました。
150/95ぐらいの血圧なら、できる範囲の食事や運動習慣の見直しを続けるだけでじゅうぶんもとに戻せます。
わたしの父も50ぐらいのときにくも膜下出血の手術を受けてまして、長年降圧剤を飲み続けています。そのせいか、今は認知症なんです。
というわけで、わたしも片頭痛もちでもありますし、脳梗塞のリスクが高いので、血圧にはいちおう注意しているんです。
ちょっとした生活習慣を見直せばいいことはわかっているんですが、実はそれがものすごく難しかったりするんですよね。
オットは煙草はやめたくないと言いますし、ラーメンは汁ごと、スナック菓子をつまみにお酒を飲むのも大好きなんですよ。
ささやかな小さな日常の楽しみを我慢できないというか、我慢したくないと思うんですね。
ところがこういうささやかな不摂生は積み重なりが半端ないってことに早く気づいたほうがいい。どうしてこういうことだけコツコツ積み重ねてしまうんでしょうか……。
それで我慢しなくても血圧を下げてくれる降圧剤に頼ってしまうことになるわけです。
ウザがる患者に生活習慣の指導なんかしても医者は少しも儲からない。薬を出せば儲かる上に血圧が下がって患者にも喜ばれるのだから、薬を出したくなる医者の気持ちもわからないではありません。
オメガ3をとろう!
薬と毒は紙一重。
昔から言いますよね。どんなものもいい面と悪い面がある。薬にもなれば毒にもなるんです。
薬を飲まなくても下げられる血圧を薬で無理やり下げ続けた場合、からだにいい影響があるわけないですよね。
わたしがときどきやむを得ず服用する片頭痛薬は血管障害のある人は服用できないことになっています。なぜなら脳血管が拡張するのを抑える薬だからです。コワイでしょ。
こんなふうに薬というのは、目先の困った状態だけをとりあえず何とかするために働きます。いつひずみが出てもおかしくないんです。やむを得ないときに最小限利用するのがまっとうな方法です。
使わずに何とかできるものなら使わないに越したことはないって思います。
ストレス緩和にマグネシウム水溶液はいかが。
360ccの水に150gの塩化マグネシウムを溶かすと、
1ccで50mgのマグネシウムがとれるマグネシウム原液ができます。
味噌汁やジュースに入れてどうぞ。
固形のサプリメントでとるより吸収力が高いです♪
マシュマロ実験の子どもたちのその後
4歳児に今すぐ1個のマシュマロをもらうか、20分後に2個もらうかを選んでもらう実験をしました。
20分間我慢してマシュマロを2個もらえた子どもは全体の3分の1だったそうです。
その50年後、マシュマロ実験の子どもたちはどんなおとなになったでしょうか?
20分我慢してマシュマロを2個もらった4歳児のグループのほうが社会的に成功し、かつ健康だったそうです。
目先の楽しみに負けて、将来の大きな報酬を逃してしまいがちなのは、4歳児もおとなも変わらないみたい。
安易に降圧剤に頼り、生活習慣を見直す努力をしないで過ごすおとなたちは、マシュマロ2個もらえるチャンスをふいにした4歳児と似ています。
健康は自由をもたらしてくれる得難い貴重な財産です。でもそれは、日ごろのちょっとした我慢の積み重ねで実現するものなんですね。
「先のことより今を大事にする」という価値観もあります。
でも、それは今だけの楽しみに翻弄されることとは少し違う気がします。
未来が今この瞬間の積み重ねの先にあることは、もうじゅうぶん経験してきましたよね。
「多少の努力は我慢でなくて投資だよ。いっしょに元気で長生きしようよ。」
こんどオットに言ってみようと思う。